ベラルーシ共和国 政治
1994年3月に制定された憲法では、国家元首を大統領とさだめた。大統領は選挙によって選ばれ、任期は4年。
国会は一院制の最高会議で、定員260名、直接選挙によってえらばれ、首相と閣僚は、大統領が最高会議の承認をえて指名するとされた。
1996年11月には国民投票で承認された新憲法では、大統領権限が強化され、議会の解散権や国民投票実施権などの大統領への付与、現大統領任期の2001年までの延長などがさだめられた。
また、最高会議にかわり、二院制の国民議会が設置された。
国民議会は上院64議席、下院110議席からなり、任期は4年。 主要政党は、ベラルーシ人民戦線とベラルーシ共産党で、ほかにベラルーシ農民党、ベラルーシ・キリスト教民主同盟などがある。
ベラルーシ共和国大統領:アレクサンドル.ルカシェンコ
1994年 初代大統領に選任
1996年 国民投票により任期を4年から5年へ延長
1998年 非公式で長野オリンピックを観覧に訪れた。
2001年 再選 任期5年 2004年 国民投票により3期目の出馬を可能とした。
ベラルーシ共和国
政体:共和制
独立年月:1991 年 8 月
憲法:1994 年 3 月 28 日採択
選挙権:18 歳で普通選挙権
CIS(独立国家共同体)諸国と比較し市場経済化の立ち遅れ等から経済は悪化し続け、国内の不満や批判が高まりつつも、大統領の権限が非常に強いことが影響し治安は良好、しかし2001年9月に行われた選挙に対する欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団による問題指摘や05年のアメリカによる北朝鮮と並んでベラルーシを「圧政の拠点」として名指しで批判されるなど、国内外で政治体制に批判が出ているが。ロシアとの関係に大きな変化は見られない。